まぐまぐ日記

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まぐまぐ日記・2012年……(15)

4月9日(月)晴れ  午前中、「足音」を少し進めてから気功へ。今日は香椎宮にて外気功。桜はまだ残っている。境内の外れにいい場所を見つける。緩やかな斜面にソメイヨシノと枝垂れ桜が何本も生えており、その花がまさに満開だった。十人余りの生徒が、先...
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まぐまぐ日記・2012年……(14)

4月2日(月)晴れ  「まぐまぐ」のエッセー。午前中、気功。  復興と再生。自明のことのように言われるけれど、そのために原発の再稼働や増税が必要なら、復興も再生もしなくていい、という意見も当然あるだろう。実感の伴わない、空疎な言葉で未来を語...
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まぐまぐ日記・2012年……(12)

3月19日(月)曇り  今日は気功教室が休み。「永遠」を読み返して手を入れる。午後、父を施設へ送っていく。夜は剣道。  朝日新聞の吉本隆明の追悼文を高橋源一郎が書いている。それはいいのだけれど、ぼくは高橋の出現も含めて、吉本さんが消費資本主...
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まぐまぐ日記・2012年……(11)

3月12日(月)晴れ  今日は寒い。「永遠」をつづける。午前中、気功。午後は歯科で、前回につづき歯垢を取ってもらう。今回はこれで終了。そのまま両親のマンションへ寄り、父に少しマッサージをほどこしてから、施設へ送っていく。夕方まで仕事をつづけ...
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まぐまぐ日記・2012年……(10)

3月5日(月)雨  午前中、「劫火」を少しやってから気功。帰ってから夕方までつづけて、なんとか「劫火」の手直しを終える。夜は剣道。 3月6日(火)曇り  すでに書いたところへ「劫火」を組み込んでみる。全体の構成はこんな具合になる。『愛につい...
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まぐまぐ日記・2012年……(9)

2月27日(月)曇り・晴れ  昨日に引きつづき「木霊」に手を入れる。まだ見通しが立たない。時間切れで気功教室へ出かける。  午後は父が入所している施設の定期面談。これは三ヵ月に一度、担当者よりケアプランなどの説明を受けるものだ。今日は久しぶ...
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まぐまぐ日記・2012年……(8)

2月20日(月)曇り・晴れ  午前中は気功。2月から大極杓気功といのをやっている。文字通り長さ30センチほどの杓を使った気功である。大極棒気功というのもあり、これはもっと太い棒を使う。そのため少し武術的な香りが強くなる。いずれも気功の場合、...
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まぐまぐ日記・2012年……(7)

2月14日(火)雨  気分が載らないので、小説は棚上げにして『アクリート』のエッセーを書く。これは愛媛新聞が毎月、購読者に配っている小冊子で、ぼくの連載は4年目に入る。新年度の連載タイトルは「雨ニモ負ケズ」とした。こういう時代なので、少しで...
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まぐまぐ日記・2012年……(6)

2月6日(月)曇り  午前中、気功。帰ってから小説を進める。また行き詰まっている。予定していた展開に疑問が出てきたのだ。主人公たちの身に起こる出来事で、いかに人類の滅亡を暗示するか。いいアイデアが浮かばない。  内田樹・中沢新一『日本の文脈...
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まぐまぐ日記・2012年……(5)

1月30日(月)晴れ  今日は暖かくていい天気。午前中、気功。風邪はほぼ回復したようだ。気功の考え方では、風邪は季節の変わり目に身体の調律をするために引くものとされる。だから上手に風邪を引いて、短期間に経過させることが好ましい。間違っても風...
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まぐまぐ日記・2012年……(4)

1月23日(月)曇り・晴れ  午前中、気功。いまは冬の土用の時期である。「用」は動くという意味。地面が動く。そうやって、新しい季節への準備をする。心身の調律にとっても大切な時期である。そんな話をY先生はされていた。  あいかわらずシモーヌ・...
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まぐまぐ日記・2012年……(3)

1月16日(月)曇り  午前中、気功。午後は次男を迎えに空港へ。夕方まで仕事をして夜は剣道。いくら日記とはいえ、こんなことを書いても面白くないなあ。  昨日のセンター試験で問題の配布ミス。今朝の『朝日新聞』の見出しは「人生がかかっているのに...
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まぐまぐ日記・2012年……(2)

1月9日(月)曇り  午前中、今年最初の気功。祭日だというのに、教室は休みではないのだ。Y先生も生徒のみなさんも、やる気満々である。  午後から大阪へ帰る長男を、家族で博多駅まで見送る。途中、マリンメッセの前を通ったら、成人式に出席した若者...
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まぐまぐ日記・2012年……(1)

1月1日(日)曇り  家族四人揃ってお雑煮を食べ、新年を祝う。昼は施設に入っている父を一時帰宅させ、神奈川から来ている妹たちも揃い、みんなで簡単な食事。ぼくのところが息子二人、妹のところは一男二女、五人の孫が揃うことはめったにないので、両親...
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まぐまぐ日記・2011年……(18)

12月22日(木)曇り  冬型の天気で寒くなった。夕方から天神に出て、TUTAYAで古本を買う。今日は鶴見俊輔・小田実『オリジンから考える』(岩波書店)、吉本隆明・江藤淳『文学と非文学の倫理』(中央公論社)、中島義道『悪への自由』(勁草書房...
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まぐまぐ日記・2011年……(17)

12月14日(水)曇り  午前中、小説を書いて、午後から九州産業大学で講義。今日は太宰治について話す。好きな作家なので、こっちもノリノリである。珍しく時間が足りなくなった。たとえば「走れメロス」の最後の場面、読むたびに感動して胸がいっぱいに...
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まぐまぐ日記・2011年……(16)

12月7日(水)曇り・雨  午前中は小説を書き、午後は九産大にて講義。今日は小林多喜二を中心にプロレタリア文学について話す。いまの学生たちは、マルクス主義についてどのくらい理解があるのだろう? 昭和の初期、日本の文学者たちにとってマルクス主...
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まぐまぐ日記・2011年……(15)

12月1日(木)曇り  今日から十二月。いろいろあった一年も、あと残すところ一ヵ月。原発事故、ヨーロッパの経済危機……様々な面で、世界の破局が近いことを実感させられた一年だったように思う。来年はどんな一年になるのだろう。あまり明るい見通しは...
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まぐまぐ日記・2011年……(14)

11月25日(金)曇り・晴れ  今日はなんと午前3時半起床なのだ。熱気球に乗るためで、4時10分にバスがホテルまで来てピックアップしてくれる。ケアンズ近郊までバスで一時間ほど。牧場みたいなところで、三つの熱気球がスタンバイしている。このあた...
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まぐまぐ日記・2011年……(13)

11月23日(水)雨・曇り  ホテルの部屋でクラッカーとチーズとフルーツの朝食。スコールのような雨が降っているので、午前中はベッドの上で読書。電子辞書を引きながらChatwinの書簡集を読む。この書簡集には8歳のときに両親に宛てたものから、...
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まぐまぐ日記・2011年……(12)

11月21日(月)曇り・晴れ  現地時間の午前4時45分、ケアンズ空港着。日本との時差は1時間なので、実質の飛行時間は約8時間。この間に、二回機内食が出るのにはまいった。しかも一回目は午後10時半で、二回目は午前3時半なので、あいだは5時間...
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まぐまぐ日記・2011年……(11)

11月15日(火)晴れ  小学館の菅原さんより解説をたのまれた、嶽本野ばらさんの『タイマ』を読みはじめる。この小説は、彼が大麻の不法所持で逮捕され、復帰しての第一作である。だから逮捕の体験を中心に書いてある。野ばらさんの小説を読むのは、これ...
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まぐまぐ日記・2011年……(10)

11月8日(火)曇り  このところ「日本人の死生観」というエッセーを書いているが、うまく書けずに苦労している。土着の他界観の上に、仏教や道教や儒教など、外来の宗教思想が入って来て、本来の姿を見えにくくなっているのだ。また貴族たちの考えていた...
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まぐまぐ日記・2011年……(9)

11月1日(火)晴れ  九州電力が停止中の玄海原発を再稼働させるというので気分が悪い。本来なら、東電や九電の製品(電力)をボイコットすべきなのだが、ぼくたちは電力会社にたいして消費者として振舞うことができない。代替手段として、東芝、三菱、日...
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まぐまぐ日記・2011年……(8)

10月24日(月)晴れ  午前中、気功。講演原稿を書いてしまう。夕方、白石君より、解説のお礼の電話をもらう。いつか対談をしようと、前から言ってくれているのだが、頭の回転の速い白石君が相手だと、ぼくは聞き役で終わってしまいそうだ。電話でも喋る...
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まぐまぐ日記・2011年……(7)

10月18日(火)晴れ  夜、大学時代の友人と呉服町のイタリアンで会食。福岡市役所に勤務の木村君は、ぼくの家から歩いて五分くらいのところに住んでいるにもかかわらず、普段はなかなか一緒に呑む機会がない。今日は佐賀の鹿島から、共通の友だちである...
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まぐまぐ日記・2011年……(6)

10月10日(月)晴れ  今日は祭日なので気功は休み。午前中は小説を書く。ベルンハルト・シュリンク『週末』読了。20年ぶりに出所した元ドイツ赤軍派の男と、彼にゆかりの人たちが別荘に集まる。扱っている題材にたいして描き方が甘い。テロリズムにつ...
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まぐまぐ日記・2011年……(5)

10月5日(水)雨  いつものように午前中は小説を書いて、午後から九州産業大学の講義へ。いま書いている小説は、「まぐまぐ」に連載中の『愛についてなお語るべきこと』で、第8章「戦場」まで進んでいる。ホテルの部屋の隅に積み上げられたドリアンが、...
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まぐまぐ日記・2011年……(4)

9月25日(日)晴れ  午後から博多駅で大学時代の友人、下條龍二くんに会う。ぼくは九州大学農学部農政経済学科というところを卒業した。二十人の学部学生のなかで大学院へ進学したのは三人。下條くんは、そのうちの一人だった。ぼくが売れない小説や批評...
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まぐまぐ日記・2011年……(3)

9月7日(水)晴れ  9月に入って一週間。夏休み気分を脱するべく、少しずつ小説を再開している。いま書いているのは、この「まぐまぐ」に連載中の『愛についてなお語るべきこと』だ。全12章で一年間の連載予定である。じつは、半分くらいはすでに出来上...
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まぐまぐ日記・2011年……(2)

8月28日(日)晴れ  午後から剣道6段の審査を見に行く。ぼくは去年、ようやく5段に昇段することができた。4年後からは、6段への挑戦がはじまる。それで審査がどんなものか、様子を見に行ったのだ。ぼくが剣道をはじめたのは35のとき。息子たち二人...
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まぐまぐ日記・2011年……(1)

8月25日(木)曇り・晴れ  講演原稿「『出発』としての死」に手を入れる。これは十一月に、九州大学付属病院の癌患者さんたちの前でお話する予定のもの。へヴィだ~。なんとなく引き受けてしまったけれど、何を話せばいいだろう。とりあえず日本人の死生...