2018-11

ぼく自身のための広告

ぼく自身のための広告(9)

9 執筆中  いま書いている小説の原稿。適当なところでプリントアウトして赤のボールペンで手を入れる。これは一回目。だからページ全体が真っ赤。少し先へ進んだところで、また最初から手を入れる。そんなことを何度も繰り返す。一年中ほぼ毎日。とりあえ...
九産大講義

第4回 源氏物語の世界

1.全体の構成 54巻(帖)よりなる主人公・光源氏を中心とした約70年の物語。源氏の一代記として読めば、最後の宇治十帖までは、彼が生まれ、育ち、恋をし、流謫(須磨・明石に蟄居)と昇進(准太上天皇・39歳)を経験しながら、老いて死ぬ話と言える...
ネコふんじゃった

37 大好きな『大地の歌』だけれど

今年のサイトウ・キネン・オーケストラのメイン・プログラムは、マーラーの交響曲第一番『巨人』だったそうだ。コンサートを聴きに行った友だちからその話を聞いて、このところまたマーラーを聴いている。もう二十年近く前になるだろうか、ずいぶん入れ揚げて...
ぼく自身のための広告

ぼく自身のための広告(8)

8 お酒の話  どうもお酒が好きで、困っちゃうなあ。別に困ることはないんだけど、つい飲み過ぎてしまうもので。なぜかなあ。年が明けると60歳なのに。還暦ですよ、いやはや。こういうことって学ばないものです。学習したことを忘れちゃうんだよね、お酒...
ぼく自身のための広告

ぼく自身のための広告(7)

7 友だちのCD……②  高校時代からの友人、山本浩司くんが選曲・構成したCD。今日は内容をご紹介しよう。一曲目はジェイムス・テイラー、曲が「きみの笑顔」で「おやっ」と思ったのは、彼の場合、やっぱりワーナーのイメージが強いから。そうか、これ...
九産大講義

第3回 『万葉集』(後半)

6 草摘みの歌    『万葉集』には、春菜摘みの歌が数多くおさめられている。もともと草摘みは、天候の安定や豊作や村落の平穏無事などを祈願するために、共同体的秩序のもとで行われる予祝的な神事だった。この予祝は、神との約束を一定の条件のもとに満...
ぼく自身のための広告

ぼく自身のための広告(6)

6 友だちのCD……①  高校時代からの友人がCDを送ってくれた。彼が選曲・構成したもので、タイトルは『東京・青山骨董通りの思い出』、ぼくの好きな主に70年代のロックやポップスがたくさん収録されている。ハイブリッドのSACD仕様なで音も良さ...