2016-07

九産大講義

第7回 荒川修作のドキュメンタリーを観ながら、「死」について考えてみよう

この身体を自分とみなし、自分のなかになんでもかんでも、生命も意識も感情も心も、挙げ句の果てには「神」も観念だということで封じ込めることによって、死は救いのないものになります。「私以外私じゃない」を自明として生きることのサイドエフェクト、ポッ...
九産大講義

第6回 カリフォルニアの旅の話から、「イノベーション」について考えてみよう

前回お話ししたように、アメリカへ行ってきました。ほとんどロサンジェルスとサンフランシスコのあいだを行ったり来たりしただけなので、「カリフォルニア」へ行ってきたと言ったほうがいいかない。楽しく刺激的な旅でした。そんな旅の話をしながら、いろんな...
ネコふんじゃった

7 音の飛ぶ「ペグ」を聴いていたころ

学生のころ、同じ下宿に財前君という友だちが住んでいた。二人ともロックが好きだったので、新しいレコードを買うと、お互いに貸したり借りたりしていた。借りたレコードはテープに録音して楽しむ、というのが一つのスタイルだった。あと、FMラジオからのエ...
九産大講義

第5回 SF映画を観ながら、「未来」について考えてみよう

今回は何本かのSF映画を観ながら、人間の未来について考えてみます。いつの間にか映画や小説が描く未来は暗く悲観的なものになってしまいました。前回の人工知能のところでも出てきたように、人類の滅亡を予測する学者や金持ちもいます。  ぼくが小学生の...