ぼく自身のための広告(10)

10 ギター

知り合いがやっているウクレレ教室に遊びにおいでよと誘われて、このところ久しぶりにギターに触っている。10年ぶりくらいじゃないかな。長くほったらかしていたので弦は錆びつき、何本かは切れていた。ボディにも埃がいっぱい溜まっている。まずはお手入れから。きれいに掃除して、弦も新しいものに張り替え準備完了。
はじめてギターを弾いたのは小学生のときだ。父が質屋から中古のおんぼろギターを買ってきて、古賀政男の「酒は涙か溜息か」を弾きだした。それをぼくも教えてもらった。イントロがかっこよくてね、いい曲だと思いましたよ。というわけで、最初にマスターした曲は「酒は涙か溜息か」でした。ヘンなの。
中学1年生くらいまでは、簡単な楽譜を買ってきて映画音楽よく弾いていた。当時はフランシス・レイの全盛期で、「白い恋人たち」とか好きでした。彼も最近なくなっちゃったな。それから「ブーベの恋人」なんかを、高校生のお兄ちゃんたちはみんな弾いていた。中学2年生のときにエレキギターを買ってもらい、それからはロック少年になりました。中3の予餞会ではモップスの「たどり着いたらいつも雨降り」をやったなあ。懐かしいです。
さて肝心の演奏のほうはというと、長いあいだ弾かなかったので腕が鈍ってしまい、とてもじゃないけど昔のようにはいかない。まあ、ウクレレ教室でみんなと楽しく歌をうたうのが目的だからね。ぼくも「スタンド・バイ・ミー」のヴォーカルをがんばっています。ベン・E・キングのバージョンが有名で、映画でも彼のものが使われているけど、ぼくはドリフターズが最初に入れたのが好きです。歌詞も少し違うみたい。リード・シンガーは誰かしら。クライド・マクファターじゃないみたいだけど。どなたかご存知なら教えてください。
写真のギター、向かって左は30年近くも前に、子どもたちが通っていた保育園の友愛セールで買ってきたもの。たしか1000円だった。このおもちゃみたいなギターで、西岡恭蔵の「プカプカ」やペドロ&カプリシャスの「五番街のマリーへ」や村下孝蔵の「初恋」なんかをうたっている。お酒が入ると吉田拓郎の「夏休み」やイルカの「なごり雪」やオフコースの「眠れぬ夜」などもうたってしまうのだ。家族はいい迷惑だけれど知らないよ、こっちは酔っぱらっているからね。
右手のクラシック・ギターは15年くらい前に、お茶の水の楽器店で見つけ、一目ぼれで買ってきたもの。少し小ぶりだから音も小さめだけれど、容姿が美しい。このギターでは主にボサノヴァを弾いている。レパートリーは「Corcovado」「Insensatez」「Garota De Ipanema」くらいだけどね。「イパネマの娘」は「オリャ キ コイザ マイジ リンダ マイシェラ ジ グラッサ」というふうにカタカナのポルトガル語でうたっているぞ。あと「いとしのエリー」をボサノヴァのコードでやりたいんだけど、ギターはともかく歌がねえ、サビのところ「わらってもっとBaby~」の音程が高くて苦労しています。
真ん中のギターは奥さんのもの。なんでも学生時代にギター・マンドリン部だったとか。一緒になってからギターを弾いているところを見たことはないけどね。いつかこれも掃除して弦を張り替え、弾いてあげようと思っています。


2 thoughts on “ぼく自身のための広告(10)

  1. 正しくは、西岡恭蔵で三ではありません。
    もう亡くなってから年が明けると20年になります。

    • ご指摘、ありがとうございます。さっそく修正しておきます。そううか、もう20年か。早いものですね。またよろしく!

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