きのうのさけび

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 2月からはじまっている医療従事者への優先接種につづき、4月12日からは65歳以上の高齢者への接種がはじまった。ぼくはインフルエンザのワクチンも打ったことはないし、今回のコロナ・ワクチンも打つつもりはない。どうぞご勝手に、と放っておいてくれればいいのだけれど、そうもいかない雲行きになってきた。EUなどを中心に「ワクチン・パスポート」を導入する動きがあるからだ。ぼくみたいにワクチンは打ちません、という人は海外へ行けない時代が来るかもしれない。

 またイスラエルの「グリーン・パス」みたいなものも出てくる可能性がある。これはワクチンの接種証明書で、証明書を保有することでレストランの店内利用やスポーツジムやプールなどの利用、イベントへの参加が認められる。将来は一人ひとりのデジタルIDにタグ付けされて、ワクチンを接種していないとさまざまな自由が制限される、といった社会になりそうな気がする。いや、確実になるだろう。伊藤計劃が『ハーモニー』のなかで予言したような世界だ。

 前にも書いたように、ぼくは原則として薬は飲まない。とくに西洋薬はほとんど飲まない。西洋薬を避ける理由は、生薬と違って人工的に化学合成された単一成分でできているからだ。一つの目的に特化した薬剤だから、特定の疾患や症状(たとえば解熱や鎮痛)にたいして強い働きをもつ反面、使いすぎると副作用が出たり、依存性や習慣性が生まれたりする。慢性疾患の場合は、薬を使うことでかえって症状が悪化することも少なくない。これは薬の強い刺激によって、本来の身体のバランスが崩れるからだろう。

 以上のことはワクチンについても当てはまると思う。ワクチンというのは抗原の一部を利用して作るわけだから、仕組みとしては西洋薬と似ている。つまり免疫システムの一部を過剰に駆動させてしまうおそれがあるのだ。しかも日本で承認されているファイザー社のmRNAワクチン(商品名:コミナティ)は、いわゆる特例承認というやつで、有効性や安全性について長い時間をかけて検証されたものではない。冷静さを失った社会のニーズに応えるため拙速に承認したという面が強い。

 はっきり言って、何が出てくるかわからないと思っている。アナフィラキシーのような重篤なアレルギー反応だけでなく、ワクチンを接種したあと、なんとなく風邪を引きやすくなったとか体調を崩しやすいとか、そういう声が聞こえてくるかもしれない。だからぼく自身は少なくとも数年は様子を見ようと思っている。お札かお守り程度の意味しかもたないマスク着用が義務化されようとしている時代である。一夜にして世界中は迷妄に覆われてしまった感じだ。そのなかで一人ひとりが自分の判断で最善と思われることをするしかない。(2021.4.16)